メッセージ
と活動報告

渡辺猛之

Takeyuki Watanabe

 参議院議員



安心して暮らせる社会をつくる

 小さな建築屋の長男として育った私は、約20年間を商工会の青年部として活動しました。国会議員となった今も「軸足は地方、そして中小企業・小規模事業者に」というのが私の政治信念です。

 地方、とくに商工会地域での活力をどう取り戻していくかは待ったなしの課題です。地元の商工会員さんの話をうかがっていると、歯を喰いしばって日々努力している姿がひしひしと伝わってきます。政治の使命は、都市部であろうと地方であろうと、大企業であろうと中小企業・小規模事業者であろうと、真面目に額に汗して一生懸命働いていれば一生安心して暮らしてゆける社会をつくることだと思います。そのためには、地域に根づいた中小・小規模企業が元気でなければなりません。商工会には、中小企業・小規模事業者の最大の理解者、最強の応援団としてさらなるご活躍を期待しています。そして松村・宮本・渡辺の3人は、そんな商工会の理解者兼応援団としてこれからも力を合わせて頑張ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

渡辺 猛之

 

               


中小・小規模事業者の心を届けるメッセンジャーに

「今後も小規模事業者の声をしっかりと聞いていきたい」と2月の全政連総会で挨拶した渡辺議員
「今後も小規模事業者の声をしっかりと聞いていきたい」と2月の全政連総会で挨拶した渡辺議員

 3年前に小規模企業振興基本法ができて以降、小規模事業者支援は着実に前進していると肌で感じています。大きな組織ですので、全国一斉にとはいかない面もありますが、各地で確実に変化を遂げているところが増えています。
 小規模事業者の支援組織が変われば、地域の企業は必ず元気になる。これは、松村、宮本、渡辺の信念です。最初は躊躇されたであろう小規模事業者持続化補助金の申請も、会長さんのリーダーシップと指導員さんの努力で、多くの会員さんに利用されています。
 さらなる高みを目指して、ものづくり補助金への挑戦も続いています。苦労して練り上げた経営発達支援計画は、誇りと自信につながっていくでしょう。一昔前では考えられなかった化学反応が、この組織を中心に全国各地で起こりつつあるのです。
 これは、間違いなく商工政治連盟が政治力をもったからこそ形になってきたと私は思います。政策というものは、優秀な官僚が数字やデータだけを根拠につくっても、おそらく現場の課題解決にはつながりません。額に汗してがんばる人の苦労や思いを声にして、その声が正しく届きさえすれば、優秀な官僚はちゃんと政策をつくり上げてくれるのです。
 皆様の、中小・小規模事業者の心を届けるメッセンジャー。それが、松村、宮本、渡辺の使命だと信じ、これからも3人力を合わせて努力してまいります。

 

               

小規模事業者と農林漁業者のwin-winの発展に注力

農林水産委員長として本会議で委員会の報告
農林水産委員長として本会議で委員会の報告

 昨年は、参議院2期目をかけた選挙の年。岐阜県内はもとより全国の商工政治連盟の皆様から、大変心強い応援をいただき、おかげで無事再選を果たすことができました。
 選挙後の臨時国会からは、参議院農林水産委員長を拝命しております。委員会の議事運営や法案の処理、農林水産業関係の行事出席のほか、地元から受ける相談も農林漁業関係が格段に多くなりました。
 目下の目標は、「稼げる農林水産業」への道筋をつけたいということ。県内各地の農業関係者や林業関係者の集まりにうかがい、現場の生の声を聞くとともに、私の信ずる「商売の基本」をお伝えしています。とくに皆様の地域では、農林水産業が稼げる産業になれば地域が元気になるはずです。しかし、農林漁業者の力だけでは、壁を突き破ることはできません。6次産業化、地産地消……など、地域の小規模事業者と農林漁業者がwin-winの関係を築いて発展する。そのお手伝いに、この一年間注力したいと思っています。
 私の地元岐阜県でも、ようやく昨年4月1日に中小・小規模企業振興条例が施行されました。小規模基本法と、各都道府県でほぼ整いつつある条例を追い風に、これからも中小・小規模事業者の振興のため、そして組織の発展のために邁進してまいります。


PROFILE●わたなべ・たけゆき/昭和43年生まれ、岐阜県出身。平成4年に松下政経塾入塾。平成7年、岐阜県議会議員に初当選。平成15年から3期6年、岐阜県商工会青年部連合会会長。平成22年、第22回参議院議員選挙にて初当選。現在2期目。ホームページ http://www.watanabetakeyuki.jp